転職エージェントへの断り方|業界未経験からのIT転職

  • 転職エージェントの提案に対して断ることってできる?
  • 転職エージェントへの断りの入れ方が知りたい
  • 断るときの注意点が知りたい

転職エージェントから紹介された求人を断りたかったり、面接を辞退したかったりと、色々な場面で「断りたい」という状況になることがあると思います。

しかしながら、なかなか気が引けて言いづらいなと思ったり、担当者との関係が崩れてしまわないかと心配になるひとも少なくないと思います。

そこでこの記事では、実際に私が転職エージェントを活用したときの経験を踏まえて、転職エージェントへの断り方について紹介します。

この記事を読むことで、転職フェーズ別の断り方や断る際の注意点について知ることが出来ます。
最適な「断り方」を知ることで、無駄な神経や時間を使うことなく、本来注力すべき転職活動へ集中することが出来るようになります。

転職エージェント(担当者)に断りを入れることは出来るか?

転職エージェントに対して何かを「断る」ということは何の問題もありません。

転職エージェントの担当者がせっかく紹介してくれたのに、とか
手厚さポートのおかげでここまで選考を進めることができたのに、とか
「断る」という行為は何となく気が引けるし、苦手だなと感じる人も多いかと思います。

しかしながら、転職エージェントや担当者としては、理由がちゃんと聞けさえすれば得に意に介すこともありません。

なぜならば、あなたが断った理由を参考に、今後の転職サポートをより良くすることが出来るためです。
そのため、担当者に気を使って無理に応募したりなどもする必要はなく、言いづらいからといって無視したり、無断キャンセルしたりすることなどは絶対にやめましょう。

断わる理由や意思を明確に伝えることが大切です。

以上のように、断るということは何の問題も無いので、無駄にストレスを掛けたりせず、無駄に迷って時間を浪費したりしないようにしましょう。

転職フェーズ別の断り方

転職エージェントの利用方法・流れ
転職エージェントの利用方法・流れ

次に、具体的な状況に応じた断り方について紹介します。

一言に「断る」といっても様々なシチュエーションがあります。
それぞれの状況や対象に応じて対応の仕方が異なるので、ここではひとつひとつ紹介していきます。
気軽に断ることができないフェーズもあるので注意が必要です。

転職フェーズ別で考えられる断る場面としては以下のようなことが上げられます。

  1. 担当者との面談
  2. 紹介された求人
  3. 書類選考通過後の一次面接
  4. 二次以降の面接
  5. 内定
  6. 入社

1.担当者との面談

転職エージェントへの登録後、担当者と行なわれる面談を断りたい場合です。

  • とりあえず登録はしてみたけど気が変わった
  • 登録した後に自分には適しないことがわかった

この時点では、担当者とも会っておらず転職サポートは本格的には始まっていません。
そのため、簡単な理由を添えたメールでの断りを入れる程度で大丈夫です。

ただし、担当者も事前準備や日程調整を行なってしまうため、可能な限り早めに連絡をいれましょう。

紹介された求人

紹介された求人に対して応募することを断りたい場合です。

  • 求めている求人内容ではない
  • 勤務条件がそぐわない
  • 興味はあるけど応募までには至らない

転職活動中でもっとも「断る」という機会が多いのが、紹介された求人に対してになります。
紹介してくれる求人数が多いほど面倒が増えるという、嬉しい悩みではありますが、全てに対して返答するというのは多くの時間が取られてしまいます。

そこで、下記2パターンに分けて対応を変えます。

システムによる自動送信

転職エージェントによっては、あなたの希望条件を基に自動で求人をピックアップし、あなたへメール送信するシステムを使っていることもあります。

こういった求人に対しては、いちいち返信する必要はありません
気になる求人があれば別途担当者に連絡を入れるだけで大丈夫です。

担当者から直接の紹介

それとは別に、担当者から直接メールや対面で求人を紹介された場合は、しっかりと理由を付けて返答しましょう
このタイプの紹介求人を無視すると担当者との関係が崩れてしまいます。

断る理由を明確に伝えることで、今後紹介される求人の質も上がっていきますのでしっかりと対応します。

書類選考通過後の一次面接

このフェーズの断りは注意が必要です。

なぜならば応募しておいて一次面接を辞退するというのは論理が成り立たないためです。
書類選考に応募したということは選考を進める意思を示したわけなので、それを「やっぱり辞めた」ではあなたの計画性や人間性が疑われます。

担当者から信頼を失い、今後のサポートに悪影響を及ぼしかねません。
それでも断るのであれば、メールだけではなく電話で担当者にしっかりと理由を伝えましょう。

一次面接はそういう位置づけのため、断るのであれば書類選考への応募前の段階でちゃんと判断しましょう

選考対策については以下の記事で詳しく解説しています。
IT未経験者のための失敗しない面接への挑み方
IT未経験者のための失敗しない志望動機の書き方
IT未経験者のための失敗しない自己PRの書き方
IT未経験者のための職務経歴書の書き方

二次以降の面接

一次面接と違って二次以降の面接については、「断る」ことに特に問題はありません

なぜならば、実際に一次面接を経た結果、以下のように考えるのは普通のことだからです。

  • 面接官と面接をしてみて、悪い印象を持った
  • 面接官の話す事業計画が求めていたものと違った
  • 職場の中を見たが、雰囲気が良くなかった

ただし他のフェーズと同じように、断る場合は担当者に具体的な理由を伝えましょう。

内定

内定辞退となると大事のように思うかもしれませんが、一般的に行なわれていることです。

  • 他の企業からの内定を受けることにした
  • 本命企業の結果を待ちたいので辞退する

複数の企業で選考を進めるのは一般的なことで、当然複数内定が出ることもあります。
その結果、内定を辞退するという機会は往々にしてあります。

他のフェーズと同じように断る理由を明確に伝えれば大丈夫です。

入社

内定受諾後、入社段階で断るというのは注意が必要です。

なぜならば、入社意思を示しておいて「やっぱりやめた」では筋が立ちません。
それでも断る場合は相応の理由が必要になります。
転職エージェント(担当者)の最終目的をフイにするわけなので、相当な反発が予想されます。
メールだけではなく電話や対面で担当者にしっかりと理由を伝えましょう。

このような事態にならないように一次面接のフェーズと同じように、入社意思を示す前に判断しましょう

以上のように、転職活動の各フェーズで断りを入れる可能性があります。

冒頭で、断るという行為は特に問題ないとは言いましたが、フェーズによってはとても慎重にならなくてはいけない場合もあるので注意が必要です。

断る場合には、担当者が納得できる明確な理由を説明することを心がけましょう。

断るときに注意すること

実際に「断り」を入れる際に、注意すべきこと、気をつけるべきことについて紹介します。

担当者からの提案を断ったり、選考途中での辞退を申し入れたりなど、断ること自体は問題ありませんが、断り方については注意を払いましょう。

不適切な断り方をしていると担当者からの信頼が崩れ、サポートの質が著しく低下する恐れがあります。

具体的には以下のことに注意します。

  • 理由を明確にする
  • 丁寧な言葉遣いを使う
  • 無断でバックレるのは厳禁

理由を明確にする

担当者に断りを入れる際は、そう思った「理由」を“明確に”、“具体的に”伝えるようにします

その目的は以下の通りです。

  • 担当者が納得するため
  • 担当者が企業に説明するため
  • 担当者が今回の判断理由を基に今後のサポート内容の質をより高めるため

紹介された求人を断る場合には、なぜその求人には興味がないのか、どういった内容なら応募したいのか
面接を断る場合には、なぜ断る気になったのか、どういった点に不満を感じたのか、どういった企業なら選考を進めたいと思えるのか
などなど、具体的に伝えます。

丁寧な言葉遣いを使う

あなたが断るということは、担当者はそれに対して何らかのアクションをしなくてはならないことになります。
求人の断りだったら再調査の必要性、面接の断りだったら企業側への説明の必要性など。

そのため、決して横柄な態度を取ることなく、お手数を掛けて申し訳ないといった心持ちで丁寧な言葉遣いで伝えることを心がけましょう
それに応じて、今後のサポートの質にも影響が出てきます。

無断でバックレるのは厳禁

上記のような説明が面倒くさいからといって、直接紹介された求人をスルーしたり、面接を無断でキャンセルしたりなどは決してしないようにしましょう。

社会人として当たり前のことが出来ない人を、今後担当者が企業に紹介してくれることはありません。

ごり押ししてくる担当者は見限る

これまで紹介してきたように、断ること自体については何ら問題はないのでむやみに悩む必要はありません。
ただし断る際にはその理由を明確に伝えるようにしましょう。

有能な担当者であれば、その理由をもとに今後のサポートを更によりよいものにするように動いてくれます。
逆にあなたの(丁寧な)断りに対してもあからさまに不満な態度を出して、プラスに作用することを考えないような担当者は早々に見限りましょう。

転職を成功に導くためには、何よりも、実力があってあなたとの相性がよい転職エージェント(担当者)を見つけることが重要です。
そのような質の高い担当者というのは、あなたの意見や望みをしっかりと聞き、それを踏まえた最適な提案やアドバイスをしてくれる人です。

自分の意見ばかりごり押ししてくるような担当者とは早々に縁を切りましょう。

転職エージェントの選び方と活用方法については以下の記事で詳しく解説しています。
転職エージェントの上手な活用方法
失敗しない転職エージェントの選び方

まとめ

さまざまなシチュエーションで発生する、転職エージェント(担当者)への断り方について紹介しました。

要点をまとめると以下の通りです。

  • 担当者からの提案を断ることは何ら問題はない
  • ただし一次面接や入社を断る場合には要注意
  • 断る際には担当者に明確な理由を伝えること
  • 断った際の反応で担当者の良し悪しを判断できる

あなたの意見を押し殺して担当者の言いなりになる必要はまったくありません。
優秀な担当者であれば、更にあなたに適した提案やアドバイスをしてくれようとします。

あなたがIT業界への転職を成功させるためには、優秀であなたと相性の合う担当者と出会うことが何よりも重要です。

本サイトのおすすめ転職エージェントについては「【IT業界未経験者のための】おすすめ転職エージェント|厳選」で紹介しています。

ぜひともあなたにとって最適な転職エージェント(担当者)を見つけ、転職を成功に導いて行って下さい。

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