- 転職エージェントって使い方がよくわからない
- どうやったら上手く活用できる?
- そもそも何かめんどくさそう
あなたの転職活動にとって大きな力となる転職エージェントですが、使い方を間違えたり、適当に選んだりするとただただ時間を浪費するだけになってしまいます。
あなたのためになるサポートをしてもらええなかったり、あなたの求めていない求人ばかり紹介されたり、あなたのペースで進められなかったり、と転職活動を妨げる要因になることさえあり得ます。
この記事では、実際に私が転職エージェントを活用したときの経験を踏まえて、 転職エージェントを上手に活用するための方法を紹介します。
この記事を読むことで、転職エージェントの力を最大限に生かし、あなたにとって有益なサポートを受けることが出来るようになり、その結果あなたの転職活動をより効果的なものにしていくことができるようになります。
転職エージェントとは
転職エージェントとは、転職を検討している人と採用を考えている企業とのマッチングを行うサービスです。
転職エージェントによってあなたは様々な転職支援サービスを受けることができます。
以下はその一例になります。
- 転職相談
- 業界動向の情報提供
- 求人の紹介
- 面接対策、書類選考対策のアドバイス
- 企業への応募と面談日程の調整
- 企業との条件交渉(年収、勤務地、入社日など)
- 現職の退職方法のアドバイス
転職エージェントについては「転職エージェントとは|IT業界未経験からの転職に必須な理由と選び方」で詳しくまとめています。
転職エージェントの上手な活用方法
転職エージェントを上手に活用し、あなたにとって有益なサポートを受けるためには、以下のことを意識して実行していく必要があります。
- ①あなたに適した転職エージェントを選ぶ
- ②転職エージェントに求めるサービスを明確にする
- ③あなたの情報をしっかりと伝える
- ④あなたの希望をしっかりと伝える
- ⑤転職エージェント側の目的を知り、流されないようにする
- ⑥転職エージェントと良好な関係を築く
これらのことをしっかり実践していくことで、あなたのことを良く知ってもらい、あなたも転職エージェントの担当者のことを良く知り、お互いの信頼関係が高まることで転職成功という共通のゴールへもっとも効果的に進むことができます。
それぞれ詳しく見ていきます。
①あなたに適した転職エージェントを選ぶ
まず、あなたの目的を達成できる転職エージェント(担当者)をしっかりと選定することが必要です。
転職の成功率は、転職エージェント(担当者)に大きく左右されます。
そのため、信頼できる優秀な転職エージェント(担当者)を見極めることが重要です。
転職エージェント(担当者)を選定する流れ
- 転職エージェント企業を複数選ぶ
- 担当者を比較する
- 最終的にパートナーとなる転職エージェント(担当者)を決める
転職エージェント(担当者)の選び方についてはこちらで以下の記事で詳しく解説しています。
失敗しない転職エージェントの選び方
IT業界未経験者のための転職エージェント一覧【14社】
転職エージェントに複数登録すべき理由
②転職エージェントに求めるサービスを明確にする
次に、質の高いサービスを受けるためには、あなたが転職エージェントに求めるべき項目を明確にしておくことが大事です。
転職を成功に導くためには、どういったサポートが必要かを前もって整理しておくことで、 効果的なサポートを受けられているのかを判断することができます。
転職エージェントに求めるべき項目
- あなたにとって有効な求人を出してもらう
- あなたの強み・能力を見出してもらう
- あなたの経験の中でIT業界でも活かせるものを見つけてもらう
- IT業界について詳しく教えてもらう
- 面接、書類選考(自己PR・志望動機・職務経歴書)の対策をしっかりとしてもらう
- ブラック企業を避けるようにしてもらう
- 真摯に対応してもらう
- 希望する企業に強く推薦してもらう
- 新しい求人が出た場合はすぐに教えてもらう
足りないサポートはこちらから要求を出して対応してもらいましょう。
③あなたの情報をしっかりと伝える
嘘偽りないあなたの情報をなるべく詳しく伝えます。
あなたの情報を伝える目的は、転職エージェントにあなたのIT業界での可能性や価値を見出してもらうためです。
さらに、しっかりと情報を伝えることでこちらの本気度が伝わり、その後の手厚いサポートにつながります。
選考ではないので、誇張しない、勝手に省かないようにすることが大事です。
※未経験の業界への転職のため、あまりに情報が少ないと、「見合う求人がない」とサポート自体を断られることもあるので、しっかりと伝えることが重要です。
転職エージェントに伝えるべき情報
- 基本情報:年齢とか住所とかあなたの基本的な情報について
- 学歴:何を専攻してどういったことを学んだかについて
- 例:経済学部で幅広い経済知識を学び、卒業研究ではマクロ経済の~~についての研究発表を行なった。
- 職歴:なんの業界でどういう職に携わってきたかについて
- 例:メーカーで、開発研究職として、~~製品の開発に取り組んできた。
- 実績:実際にどういった実績を積んできたかについて(数字で明確に) 。案件の概要・担当した内容・成果(売上や達成したことなど)
- 例:~~の開発案件で、~~開発担当として携わった。その商品は最終的に売上額が~~万円になった。
- 例:~~のコンペで、プレゼンを担当。他社を押しのけ、~~万円の案件の受注を勝ち取った。
- 例:~~万円の○○開発プロジェクトで、~~人規模のチームリーダーを担当。無事完遂。
- 動機:転職理由やあなたの希望とするゴールについて
あなたの情報を整理しておく
あなたの情報を前もってきちんと整理し、さらに可能であれば選考書類の形式でまとめておくと後々役に立ちます。
情報整理しておくことのメリットは以下の通りです。
- 自己分析が出来、転職エージェントとスムーズなやりとりが出来る、企業との面接時にも効果を発揮する
- 他の転職エージェントに伝える内容も同じなので、一度書き上げてしまえば使いまわせる
- 選考書類の形式に沿ってまとめておくことで、そのまま提出書類として使える
- これを叩き台に、担当者と一緒に内容をアップデートしていける
まとめる形式
- 基本情報、学歴、職歴⇒履歴書
- 実績⇒職務経歴書
- 動機⇒履歴書
最初はざっくりで大丈夫です。
信頼できる転職エージェント(担当者)が見つかれば、詳しいレクチャーを受けながらアップデートしていけます。
転職エージェントにあなたの情報を伝えるタイミング
転職エージェントに適切なサポートをしてもらうためには、早い段階であなたの情報を伝えることが大事です。
担当者は、あなたの情報に即した求人を探したり、サポート内容を考えます。
そのため、間違ったサポートを受けないようになるべく早い段階であなたのことを知ってもらうことが有効です。
転職エージェントサービスの流れの中で、あなたの情報を伝えるタイミングは以下の通りです。
- 登録 ⇒基本情報、学歴、職歴
- 利用開始
- 面談、求人紹介 ⇒実績、動機
- 都度サポート
- 応募、書類選考、面接
- 内定、入社
もちろん、登録の段階で実績、動機についても伝えられるとなお良いです。
また、最初の面談の段階で履歴書・職務経歴書の形を求めてくる転職エージェントもあります。
④あなたの希望をしっかりと伝える
情報と同じく、あなたの希望する内容についてもしっかりと伝えましょう。
担当者にとっても重視すべきサポート内容がわかり、よりあなたの希望に沿ったサポートを受けられるようになります。
転職エージェントに伝えるべき希望
転職先企業の希望
- 希望する業界 IT業界!
- 勤務地、勤務体制などの条件
- 転職で実現したいこと(年収アップとか、消費者に近い職種に就きたいとか)
転職エージェントへの希望
- IT業界について詳しく教えて欲しい
- 面接や書類選考対策を手厚くやって欲しい
これは、面談のタイミングでしっかり伝えましょう。
⑤転職エージェント側の目的を知り、流されないようにする
担当者の言うことを鵜呑みにし、言われるがままに流されてしまうのは危険です。
転職エージェントは利益追求型企業です。
そのため、自社や自分の利益を優先するような行動をとってくることがあり得ます。
転職エージェントの目的を知ることで、その言動・行動の裏を予測でき、あなたにとって不利益になるようなことを回避することができます。
以下のような行動をしてくる担当者には注意すべきです。
- 質の悪い求人を紹介したり、質の悪い企業への応募を迫ってくる
- とりあえず面接を受けさせようとしてくる
- あなたの希望の働き方に合わなそうな求人を紹介してくる
- あなたにマッチしていない求人を紹介してくる
- 内定が出た後、早く入社を決めるように急かす
これらはすべて転職エージェント(担当者)の利益優先した行動です。
このようなことをしてくるような担当者とは早々に縁を切りましょう。
担当者からの提案の断り方については「転職エージェントへの断り方」で詳しく解説しています。
転職エージェントサービスの辞め方については「転職エージェントサービスの辞め方」で詳しく解説しています。
⑥転職エージェント(担当者)と良好な関係を築く
質の高いサポートを受けるためには、担当者との信頼関係を築くことがとても重要です。
あなたのことを第一に考え、本気であなたの希望をかなえようとしてくれる担当者ほど強力なパートナーはいません。
担当者と互いに信頼関係を築くためには、あなたも誠実である必要があります。
- 思っていること、不安に思っていることを正直に話す
- 得手不得手なことを隠さず伝える
- 嘘や誇張を言わない
信頼できる転職エージェント(担当者)を見つけ、さらに良好な関係を築けると、以下のような恩恵が受けられます。
- 親身になって何でも相談に乗ってくれる
- あなたの経験・希望をしっかりと掘り下げてくれる
- あなたの将来のキャリアパスを思い描いてくれる
- 自分の主張を強引に押してこない
- あなたと相性が合う
ここまで来ると、本当に強力で効果的なサポートを受けることが出来ます。
なんだかめどくさそうと思ったひとのために
転職エージェントの上手な使い方について紹介してきましたが、「色々気をつけなきゃいけないことが多くてなんだかめんどくさいな、、、」と思った人のために
とりあえず意識すべき2点
- 信頼できる転職エージェント(担当者)を見つける
- その転職エージェント(担当者)と良好な関係を築く
これまでに紹介したことを凝縮すると、ようはこういうことです。
あくまで人間同士、共に信頼できる関係になれれば、その効果はとても大きなものになります。
これだけのことで効果的なサポートを受けられるのであれば、頭の隅で意識しておいても損はないと思います。
おすすめの転職エージェント
手っ取り早く効果的な転職エージェントを見つけたい人には、「【IT業界未経験者のための】おすすめ転職エージェント|厳選」でおすすめの転職エージェントを紹介しています。
いずれも本サイトで厳選したエージェントなので、この中から選べば質の高い転職エージェント(担当者)に出会える可能性が高いです。
また、年齢別のおすすめ転職エージェントを以下の記事で紹介しているので合わせて活用してもらえればと思います。
20代のためのおすすめ転職エージェント
30代のためのおすすめ転職エージェント
40代のためのおすすめ転職エージェント
まとめ
転職を成功に導くための、転職エージェントの上手な活用方法について紹介してきました。
本記事の要点は以下の通りです。
- ①あなたに適した転職エージェントを選ぶ
- ②転職エージェントに求めるサービスを明確にする
- ③あなたの情報をしっかりと伝える
- ④あなたの希望をしっかりと伝える
- ⑤転職エージェント側の目的を知り、流されないようにする
- ⑥転職エージェントと良好な関係を築く
この記事を参考にしてぜひともあなたにとって最適なパートナー(担当者)を見つけ、転職を成功へと導いて行ってもらえたら幸いです。