IT業界への転職のメリット・デメリット|IT業界未経験からの転職

  • IT業界へ転職するメリットは?
  • IT業界へ転職することの良くない面を知りたい
  • IT業界が本当に自分に合うのか知りたい

GoogleやApple、Amazonなどの巨大IT企業の台頭、AIやブロックチェーンなどの新技術、プラグラミング教育の義務化、などIT業界にまつわる話題は枚挙に暇がありません。

そんな中、IT業界は今本当に転職すべき業界なのでしょうか?あなたが持っているイメージはどんなものでしょうか?

私は某大手IT企業に長年勤めてきた中で、IT業界の内情、実情について多くの面を見てきました。
その経験を活かして、本記事ではIT業界へ転職することのメリットとデメリットを紹介します。

この記事を読むことで、IT業界の良い面だけでなく悪い面も知ることが出来、本当にあなたに合っている業界なのか?あなたが働きたいと思う業界なのか?を判断することが出来るようになります。

IT業界への転職

本記事では、IT業界へ転職することのメリットとデメリットを紹介します。

IT業界の現状

IT業界は近年特に盛り上がりを見せています。
検索エンジンやスマートフォン、オンラインショッピングなどは身近なものとして浸透し、人工知能やブロックチェーンなどの新しい概念などが次々と生まれており、ITは人々の生活やビジネスの発展、さらには社会構造の変革には切っても切れない存在になっています。

IT業界については「IT業界への転職を実現させるために必要なIT業界研究」「IT未経験のあなたへIT業界への転職をおすすめする理由」でも紹介しています。

一見華やかに見えるIT業界ですが、その実情を知ることはとても重要です。

IT業界へ転職するメリット・デメリット

IT業界の良い面だけでなく悪い面も理解し、またイメージと現実とのギャップを知ることで、本当にあなたに合っている業界なのか?あなたが働きたいと思う業界なのか?を判断することが出来ます。

具体的なIT業界へ転職するメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット

  • 世界の中心・牽引役・高い浸透率
  • 需要が高い、給料が高い
  • 変化のスピードが速い
  • 実力主義
  • 柔軟

デメリット

  • 変化のスピードが速い(負の面)
  • 実力主義(負の面)
  • 労働時間が長くなりがち

それぞれ具体的に見て行きます。

IT業界への転職のメリット

IT業界へ転職するメリットについて紹介します。
良い面について知ることで、IT業界で働くことの魅力を理解することができます。

世界の中心・牽引役・高い浸透率

GoogleやAmazonなど、現在世界を席巻している巨大企業はそのほとんどがIT企業です。
一般人の生活への浸透率も高く、もはやITなしではなりゆかない状況になっています。

IT業界の代表的な企業
IT業界の代表的な企業

IT業界の企業については「未経験者のためのIT業界の企業」で詳しく紹介しています。

さらにAIやブロックチェーンの盛り上がりによって、多くの産業がITと協業していくことを余儀なくされています。

このような世界の中心であり牽引役であるIT業界で働くことはとてもやりがいがあります。

需要が高い、給料が高い

他の業界と比較して需要が高く、給料が高い傾向にあるのも魅力のひとつです。

先に述べたように、新技術の盛り上がりや他産業のIT活用が必須となっている背景などからIT人材への需要は高まるばかりで、深刻な人材不足とも言われている業界です。

IT人材需給に関する試算結果
IT人材需給に関する試算結果

IT人材の現状については「IT未経験者がIT業界へ転職するのは難しい?」の中でも詳しく解説しています。

そのため、市場価値が高く将来性があるのがIT業界です。

変化のスピードが速い

技術革新のスピードが速く、新しい技術がどんどんと盛り上がってくる業界です。

成長著しい業界であるため、競争も激しく、新技術、新ビジネスと変化が速いのが特徴です。

AI、ブロックチェーン、IoT、クラウド、5Gなどなど最先端の技術に触れることが多く、それに伴い新しい職種が出現することも多々ある刺激に満ちた業界です。

実力主義

実力次第で責任ある仕事を任されやすいのがIT業界の特徴です。

IT業界は比較的新しい業界にあたるため、年功序列などの古い体質の企業は少ない傾向にあり、年齢や経験年数に関係なく、実力や結果で評価されることが多いのが特徴です。

柔軟

IT業界は働き方に対しても柔軟な企業が多いです。

新しめの業界であると同時に合理主義的な傾向があるため、良いものはどんどん取り入れ、改善していくことに積極的です。

リモートワークやオンライン会議、シフト勤務、フリーアドレスなどなど、業務の効率化が図れる柔軟な働き方を積極的に取り入れているのがIT業界の特徴です。

IT業界への転職のデメリット

IT業界へ転職するデメリットについて紹介します。
悪い面について知ることで、IT業界で働くことの実情を理解できます。

それによって、あなたが本当にIT業界でやっていけるのか?等の判断をすることができます。

変化のスピードが速い(負の面)

変化のスピードが速い業界なため、常に勉強をしていく必要があります。

メリットのところで紹介した「変化が速い」という特徴ですが、負の面として、技術の流行り廃りのサイクルが早いため、これまで最先端だった技術がすぐにレガシーなものになり使いない技術となってしまいます。

そのため、常に最新のIT技術へのアンテナを張り、あなたの技術力や知識をアップデートしていかなくては、たちまち使えない人材となってしまいます。

実力主義(負の面)

実力主義な業界なため、常に結果や成果を出していく必要があります。

メリットのところで紹介した「実力主義」という負の面として、実力が評価の基準になるため、仕事で結果を出すなどして、あなたの価値を示していくことが必要になります。

労働時間が長くなりがち

IT業界での業務は労働時間が長くなる傾向があります。

一時期は”IT奴隷”などとも呼ばれブラック企業の代名詞みたいな時もありましたが、現在では大きく改善されています。
とはいえ、業務の性質上、労働時間が長くなるような期間は発生します。

顧客システムで問題が発生した場合は、労働時間度返しで解決にあたる必要があったり、ソフトウェアリリース前は追い込み作業を徹夜で行うといったこともあります。

また顧客システムを扱う場合、本番作業は基本的に業務を止められる深夜帯や土日であったりするため、プロジェクトのフェーズによっては不規則な労働スタイルになることもあります。

システム構築の仕事については「システム構築業界の仕事内容」で詳しく解説しています。
またIT職種の業務内容については「システムエンジニア(SE)の仕事内容とは」「プロジェクトマネージャ(PM)の仕事内容とは」で詳しく解説しています。

IT業界への転職をおすすめする理由

ここまで、IT業界へ転職することのメリットとデメリットを紹介してきましたが、デメリットを鑑みても転職する価値がとてもある業界だと思います。

IT業界への転職をおすすめする具体的な理由は以下の通りです。

  • 世界でメインとなる技術はITである
  • これからも成長産業である
  • 業界をまたいで需要がある
  • 主体性のある人はどんどんキャリアアップできる

非常に活気があり、最先端の技術に携われるIT業界はとても魅力的です。
また人材価値が高く、習得したスキルがあらゆるところで評価されるというのも大きな魅力です。

IT業界に向いている人

次に、IT業界に向いている人の特徴を紹介します。

メリット・デメリットで紹介した通り、IT業界はある意味特殊な業界であるとも言えます。
そのため、仕事に対する姿勢や性格によっては合わない人もいるかもしれません。

そこで、IT業界に向いている人の特徴を紹介します。

IT業界に向いている人

  • 変化を恐れない人
  • 自ら学び続けていくことができる人

このように主体性を持って常に自らを高めていく意識を持ち、デメリットをデメリットと感じない人、メリットへと変えられる人がIT業界に向いていると考えられます。

IT業界で求められるスキルについては「IT転職を成功に導く大事なビジネススキル」で詳しく紹介しています。

IT業界への転職を実現させる方法

最後に、IT業界へ転職するための方法について紹介します。

IT業界で働くことの魅力について紹介してきましたが、IT業界未経験のあなたが転職を実現させるためにはどうしたらよいでしょうか。

詳しい方法については「IT業界未経験者がIT業界への転職を成功させる方法!」で解説していますが、直接的な方法としては以下の2つがあります。

  • 転職サイトを利用する
  • 転職エージェントを利用する

転職サイトを利用する

転職サイトとは、企業が掲載している求人に対して自ら選び応募することができるサービスです。

簡単にメリット・デメリットを紹介します。

メリット

  • あなたの好きなペースで転職活動を進めることが出来る
  • 多くの求人情報からあなたの求める求人を探すことが出来る
  • 応募企業以外とのやり取りはしなくてよい
  • 無料

デメリット

  • 客観的なアドバイスが得られない
  • 情報が多すぎてあなたに即した求人が見つけにくい
  • あなたの潜在的な価値が見いだせない
  • 企業への応募や面接日の調整などをあなた一人で行わなくてはならない
  • 求人内容しか判断材料がないため転職後のミスマッチが起こりやすい
  • ブラック企業かどうかの判断ができない

このように転職サイトは自由な反面、効果的・効率的な転職活動を行うにはあまり向いていません。

そのため、本サイトでは一貫して、次の「転職エージェント」の利用をおすすめしています。

転職エージェントを利用する

転職エージェントの有効性
転職エージェントの有効性

転職エージェントとは、転職のプロが担当者としてあなたに付き、あらゆるサポートをしてくれるサービスです。

簡単にメリット・デメリットを紹介します。

メリット

  • 転職ノウハウをたっぷり持った担当者が付き、あなたの要望に沿った方法で転職活動を支援してくれる
  • IT業界や業種、職種に詳しいプロが、業界の様子や市場動向を教えてくれる
  • 転職サイトには乗っていない、非公開求人を紹介してくれる
  • 求人情報だけでは判断できない企業の実態を教えてくれる
  • あなたの現在の経験から、どこをどう狙っていったらいいか、効果的なアプローチをアドバイスしてくれる
  • あなたの潜在的な価値を見出し、アピール方法をアドバイスしてくれる
  • あなたの希望や能力、経験などを加味して、有効な求人を紹介してくれる
  • 面接や書類選考などの対策をサポートしてくれる
  • 企業との調整を代わりに行ってくれる
  • 無料

デメリット

  • 担当者の能力や相性に左右される
  • 内定の見込みがないと判断された人はサポート自体を断られることがある

このように、転職エージェントは転職のプロから様々なサポートを受けられるため、客観的な判断やアドバイスを受けつつ、効果的・効率的に転職活動を進めていくことができます。

IT業界未経験者のあなたが転職を実現させるためには是非とも活用すべきサービスです。

転職エージェントについては「転職エージェントとは|IT業界未経験からの転職に必須な理由と選び方」で詳しく解説しています。

まとめ

IT業界へ転職することのメリット・デメリットについて紹介しました。

IT業界未経験者にとっては、その実情を知ることは特に大切です。
デメリットもしっかりと認識した上で、本当にIT業界へと転職すべきかを判断しましょう。

IT業界への転職を決意したのであれば、本記事でも紹介した「転職エージェント」を活用してみましょう。すぐに転職活動が動き出し、よいスタートを切ることができます。

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